に人手がなかったので、独自的活動を生かさないで、アジプロのために働き、労救の組織は一つとしてのびぬ。
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○移動托児所。各車庫を中心としてもち、(ストライキのとき)組合の家族会の活動を支持するために托児所をもった。炊き出しのときおかみさん達の手をはぶくために。
又、場所をつかわせた。組合の托児所と云われた。
広尾で二十人ぐらい。上でおかみさんが集り、下で子供の托児所。
荏原がやった。荏原が籐椅子カンパのとき二十何円もよこした。
月給日には箱をぶら下げ、荏原托児所の子供にお菓子を買ってやりましょう。それで三円ぐらい入った。
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多摩川へのピクニック。
費用 十二円
子供 二十人
お母さん達 七八人
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褓母は歩いて、水着をきせた。お母さん達が大よろこび。
「こりゃすっぱりだ!」
市従から水の心得のある小父さんが来て世話をした。
後で座談会をした。来年へ注文 父兄を多く、子供をも(赤坊もちも)つれてゆきたい。
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