での読書

バルダスの切符{夫、自分はもうそう長くは生きないのだ、其那余裕はない。
       {妻、若し。その死ぬまで死ぬまでと云って居る夫について何も見ず聞かずに暮す恐怖

 ○自分は何かにかつえて居る、という心持
 ○愛を求めすぎるという考、

 ○自立する生活について考える。
 ○そら見ろと思われるのがいやさ
    +
 ○男から男へと行くのはいやという考え。

 前のでは よくして行こうとする心持。

 今度のでは 別れることを考えつつひかれひかれつつ考える、

 次のでは 心冷えてしまう。



底本:「宮本百合子全集 第十八巻」新日本出版社
   1981(昭和56)年5月30日初版発行
   1986(昭和61)年3月20日第2版第1刷発行
初出:同上
入力:柴田卓治
校正:磐余彦
2004年2月15日作成
青空文庫作成ファイル:
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