を話したと云うので、直接ダニエルに逢うことにする。
三十日 Sunday. Day light saving. Tabernacle に行くのに後れて一人で行った。
Central Park を抜けてミス コーフィールドまで歩き、彼女をつれて、Mrs Sho の処へ行き、部屋を見、かえりに二人でコスモポリタンクラブへ行く。かえりに、ベルギー人のオーツ(青木の仏語の先生)と四人でコーフィールドの家へ来て、話す。ミス コーフィールドの意地悪。コロンビアの高い壁
三十一日 ミス ダニエルに会う。あの部屋。午後Aは今井に会うため、自分は帽子を買いに出かける。
Fifth Ave. で此の青い指環を買う。
四月 六日 日曜 歩いて Whittier に帰ってから、Yonkers に行く。Wallace lodge を見るため、只見た丈で森を抜け、小さい美しい家を見て Home sick になり、チョプスイに行き歩いて家にかえる。
四月 十三日 夕方七時頃から岩本さんと三人で、Music Service に行く。
四月 十四日 月曜 夜、メトロポリタン オペラに行く。ファラーとカルーソーのカルメン
夜十二時過外を歩く。
四月 十六日 (雪)つもった雪。夜第三木曜会。同時に Earl Hall に於て尾崎行雄の演説がある。其をききに行きたい人もあるので、どちらにするかと云うことが少し問題になり、結局、Earl に行く。矢田夫人に会う。今日まで何うしても会えなかった和田が野中夫人と来て居るのを知る。帰りに歩き、ミス Wells と吉田に道で会う。
十七日 Easter Vacation began. Whittier は静に成る。
十九日 土曜、朝Aに徳山が Miss Minami との婚約を破ったということを話す。Miss Caulfield が Minami に何か云ったのだそうだ。午後、Van Cautland Park.
二十日 岩本さんと森田さんとに会う、青い着物でイースターの休みがすむ。
二十三日 森田さんと岩本さんが来たので、Aを呼んで食事をすることにし、チョプスイに行き、かえりにゆっくり Riverside park を歩く。
二十七日 日曜。パリセードよりダイクマンまで長く歩き、夜道をしながら。省吾さんのことについて議論する。
二十九日 午前中に、宮武が来る。原稿のこと、並、坪内ホームスのこと。
五月四日の夜、Sunday――Aと Brick Church に行き、カーネギー夫人に会いかえりに Fifth ave を歩いて、Maison Facile で Supper を食べ、夜の中を散歩してかえり、殆ど徹夜して、ミス コーフィールドのことに就て考える。
五月 五日 朝早く Library に行き Seminar で、ミスコーフィールドに絶交の手紙を書く。午後は Whittier
五月 九日 鶴見氏と午後から Greenwich へ人をたずね、お茶をホテルでのみ、東洋軒で食べ、ミス リザノブィッチのところへ行き、アスターに一寸より、其から Whittier にかえり、Aに電話をかける。十二時すぎ。
五月 十二日 Avery に Roosevelt Memorial exhibition を見る。晴れたやわらかい晩。学生のインディアン ダンス
五月 十三日 友情についての議論(鶴見氏に対する。)
五月 十五日 夏の買物、広場で岩本、南、和田と三人で話す
〔欄外に〕此のシーンはもっと前に持って行ってよろし。
五月 二十日 Lake George へ立つ、
九月 二十日 New York へかえる、家をさがす。暑い日
岩本さんのところへとまる。
二十一日 Claremont にきまる。岩本さんと B'way tabernacle に行く。
十月 十五日 十月三十日にアナウンスするにきめた。
十七日 印さつを命ず。
十九日 岩本さんが来る。ミス コーフィールドに会って、彼女が私に会いたがって居ることを話すがことわる。
三十日 ハムレットを見る。
一日 渋谷家の始祖。
五日 ダディよりの報知、帰ると決心する。
六日 買物、電報を打つ切手をたのむ。
青木さんの来た日曜。
此日に岩本、森田氏と来て、自分に日記をくれる。
十八日 立つ。夜 ワシントンで一時間とまったのでうちへ葉書を書く。
二十日 New オルレアンス着、黒人、綿。七時発。立つとき、金を貰いに来た男が、拒まれて、何かすて科白を云う。
二十二日 メキシコ アリゾナ
前へ
次へ
全4ページ中3ページ目
小説の先頭へ
文字数選び直し
宮本 百合子 の一覧に戻る
作家の選択に戻る
◆作家・作品検索◆
トップページ
登録
ご利用方法
ログイン
携帯用掲示板レンタル
携帯キャッシング