room this evening, and so I decided to stay in too ! My dearest “Chame”, I don't deserve your love: I don't deserve your kiss, and I don't deserve anything from you. Leave me behind you to struggle, suffer and die alone !!”
        夜岩本さんが来て、グランパから電話で私が工合でも悪いのではあるまいか、と云って来る。堪らなく成って自分で電話をかけて呼ぶ。岩本さんは、用があると云って図書館へ行った。
   十九日 Aの Fountain pen がこわれたのを見て、ひるのかえりに買って来る。始めて彼の為に物を買うことは何と云う悦びだったか、メゾン ファシールに二度行く。
   二十日 美濃部がオペラに誘う。岩本のことづて。
        Avery で。Aが不快な顔をしたので風邪と云ってやめる。夜、岩本さんと、村川、松本氏の送別会へ行く。
  二十二日 Washington Birthday 一宮氏のところへ行って(お茶の水出身者の会)かえりに S. C. によって、Aの帰って来たのに送られて Whittier にかえる。
  二十三日 日曜日。一宮家から吉田さんの at home day に行き、コスモポリタンに行く。小崎氏が来たので、芹野さんとAと四人で Whittier に行き和田に会い、三人で、メゾンに行き、小崎と和田をのこす、青木のことを小崎からききたいだろうと思って。かえると、Aが不機嫌になって先に戻ってしまった、その心持。
  二十四日 From his diary.
       “Disagreeable atitude of Kozaki, Serino and Wada made me feel unhappy to stay with them so 〔一語不明〕“Chame” sweet dream I came home to sleep. Yes, what a wonderful power she has ! Cherish your heart, my dear “Chame”! How can I leave you ! I woke up early again this morning and felt “Chame's” unseen finger and embraced the vacant space tightly with a desire that she may be my “better half” and mine only.”
  二十六日 夜、セミナー、雨降り、午後和田と ten sen store で baby duck を買い、東京から来た豆と一緒に持って行き、自分は若し結婚すれば、決してA以外の人とは仕ないという約束。
  二十八日 静かな夜、Grant's tomb の廻りを幾度も幾度も歩きながら、結婚生活に就て話し、ファシールで茶をのみ、
三月  一日 土曜、ブァン コーランドに行く。明い晴れた風の吹く日、
三月  三日 三井物産の人達が御飯に呼ぶ。
三月 一四日 降雪。
三月 十八日 夕立の来そうな霧の濃い不思議な日、自分は興奮してAと一緒に出かける。今井へ行き、都で食事をし、east side に出かける、古本を見に。
  二十一日 少し曇り気味の風の吹く日。ミス コーフィールドに電話で歎願して、パリセードに行く。
        自分の膝に頭を横えて、静に涙をこぼす彼の上に風が吹く。
  二十二日 鶴見、河井、其他星野等と食事に招れる。
  二十四日 雪降り。野中夫人に若松によばれる。おくれてミス コーフィルドに行き、グランパのことを話す。
  二十五日 “Victory day” for New York City.
        静かな Whittier で午後会い、Drive と B'way を沢山歩いて、チョプスイに行く。又帰[#「帰」に「ママ」の注記]いてかえる。
  二十六日 幸福な昨日に引かえ、自分は悲しみを感じた。そして、パリセードに行く。森の奥、廃れた見世物小屋、
  二十七日 A、Lake George に立つ。
  二十八日 金曜。いつ結婚するか、Aは good reputation を持たない等と話す。
  二十九日 土曜、Aかえる。Grand Central に迎に行く。City library に行き、tea をのみ、Whittier に行き、若松に行って、ゆっくり話す。和田が、ダニエルに私のこと
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