修身要領
慶応義塾

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【テキスト中に現れる記号について】

《》:ルビ
(例)如何《いか》なる

|:ルビの付く文字列の始まりを特定する記号
(例)生|等《ら》に

[#]:入力者注 主に外字の説明や、傍点の位置の指定
(例)※[#二の字点、1−2−22]

/\:二倍の踊り字(「く」を縦に長くしたような形の繰り返し記号)
(例)ます/\
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文明日新の修身処世法は、如何《いか》なる主義に依《よ》り如何なる方向に進む可きやとは、今の青年学生の大に惑《まど》ふ所にして、先輩に対して屡※[#二の字点、1−2−22]《しばしば》質問を起すものあり。福沢先生これに答ふる為《た》めにとて、生|等《ら》に嘱《しょく》して文案を草せしむ。即ち先生平素の言行に基《もとづ》き、其大要を述べて、先生の閲覧を乞ひ、之《これ》を修身要領と名《なづ》け、学生に示すこと左の如し。
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    明治三十三年二月紀元節
[#地から1字上げ]慶応義塾社中某々|誌《しるす》

 凡《およ》そ日本国に生々《せいせい》する臣民は、男女老少を問はず、万世一系の帝室を奉戴《
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