lの足跡や牛の足跡や、それからたくさんの馬の足跡がついていました。
 ふと、私は畑の中に、何か五六匹の動物がいるのを見つけました。気がつくと、木の上にも一二匹いるのです。それはなんともいえない、いやらしい恰好なので、私はちょっと驚きました。そこで、私は叢《くさむら》の方へ身をかゞめて、しばらく様子をうかゞっていました。
 そのうちに、彼等の二三匹が近くへやって来たので、私ははっきり、その姿を見ることができました。この猿のような動物は、頭と胸に濃い毛がモジャ/\生えています。背中から足の方も毛が生えていますが、そのほかは毛がないので、黄褐色の肌がむき出しになっています。それに、この動物は尻尾を持っていません。それから、前足にも後足にも、長い丈夫な爪が生えていて、爪の先は鈎形《かぎがた》に尖っています。彼等は高い木にも、まるでりす[#「りす」に傍点]のように身軽によじのぼります。それからとき/″\、軽く跳んだり、はねたりします。
 私もずいぶん旅行はしましたが、まだ、これほど不快な、いやらしい動物は、見たことがありません。見ていると、なんだか胸がムカ/\してきました。
 私は叢から立ち上っ
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