ト、路を歩いて行きました。この路を行けば、いずれどこかインド人の小屋へでも来るかと思っていました。だが、しばらく行くと、私はさっきの動物が真正面から、こちらへ向ってやって来るのに出くわしました。このみにくい動物は、私の姿を見ると、顔をさま/″\にゆがめていました。と思うと、今度はまるではじめての物を見るように、目を見張ります。そして、いきなり近づいて来ると、何のつもりか、片方の前足を振り上げました。
 私は短剣を抜くと、一つなぐりつけてやりました。が、実は刃の方では打たなかったのです。というのは、私がこの家畜を傷つけたということが、あとで住民たちにわかると、うるさいからです。
 私になぐりつけられて、相手は思わず尻込みしましたが、同時に途方もない唸り声をあげました。すると、たちまち隣りの畑から、四十匹ばかりの仲間が、もの凄い顔をして吠えつゞけながら集って来ました。私は、一本の木の幹に駈け寄り、幹を後楯にして、短剣を振りまわしながら彼等を防ぎました。すると、二三匹の奴等がヒラリと木の上に躍り上ると、そこから私の頭の上に、ジャー/\と汚いものをやりだします。私は幹にピッタリ身を寄せて、うま
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