ニが恐ろしいから、いつも苦しんでいるのに、その心配がない人なら、ほんとに幸いなことでしょう。」
しかし、一つ不思議に思ったのは、ストラルドブラグが宮廷に一人も見あたらなかったことです。とにかく私は、ひとつストラルドブラグたちに会って話してみたいと思いました。そこで私は、紳士を通訳に頼んで、一度彼等と引き合せてもらいました。
まず紳士は、私がストラルドブラグを、大へんうらやましがっていることを、彼等に話しました。するとストラルドブラグたちは、しばらく自分たちの言葉でガヤ/\話し合っていました。それから通訳の紳士は、私にこう言いました。
「もし、仮に、あなたがストラルドブラグに生れてきたら、どんなふうにして暮すつもりか、それを、あの人たちは聞かせてくれと言っています。」
そこで、私は喜んで次のように答えました。
「もし私が幸いにストラルドブラグに生れたとすれば、私はまず第一に、大いに努力して金もうけをしようと思います。そして、節約と整理をよくしてゆけば、二百年ぐらいで、私は国内第一の金持になれます。
第二に、私は子供のときから学問をはげみます。そうすれば、やがて国中第一の学者になれ
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