ェ使っている、召使というのが、実に奇妙なのでした。酋長は、魔法を使って、死人の中から、誰でも好きな者を呼び出すことができます。そして、二十四時間限り、(それ以上は駄目でしたが)呼び出した死人を、召使として使います。だが、一度呼び出して使ったら、まずその召使は、三ヵ月間は呼び出せないことになっていました。
 私たちが、この島へ着いたのは、朝の十一時頃でしたが、連れの紳士はさっそく、酋長のところへ行って、
「実は外国人が一人、閣下にお目にかゝりたくて、わざ/\やって来たのですが、ひとつ会ってやってくださいませんか。」
 と頼みました。
 さっそくそれは許されたので、私たちは宮殿の門をくゞって行きました。門の両側には、鎧《よろい》、兜《かぶと》を着た兵士がズラリと並んでいます。そして、その兵士たちはなんともいえない恐ろしい顔つきをしているので、私は思わずゾッと寒気がしました。私たちは部屋を二つ三つ通り抜けましたが、どの部屋にも、同じような無気味な恰好の兵士が並んでいました。
 やがて、酋長の室に来ると、私たちは三度頭を下げて、おじぎをしました。それから、挨拶がすむと、酋長の席から一番下の段の
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