っているお高に、厚意を寄せているに相違なかった。磯五は、それには及ばぬといい張ったのだが、おせい様はそれを身内の者に対する磯五の遠慮と解釈して、いっそうお高を発見して招じ入れねばと、じぶんで見に来ることになったので、ちょっと会うぐらいなら、双方《そうほう》ともよけいな話にならないであろうと、磯五もいっしょに捜しに出て来たのだった。
 それにしても、従妹と信じ切っていて、そのためこんなによくしてやろうとしているお高が、男の妻であると知れたなら、おせい様の怒りと悲しみはどんなであろうと、磯五は思った。それは決して、お駒ちゃんが妹でないことがばれたときぐらいではすまないのだ。またいいかげんなことをいってなだめすかすのに大骨を折らなければならないのだ。
 おせい様とお高を会わせたくはないのだが、自分がお高を見かけたなぞとついいってしまったのだから、しかたがなかった。自分のいるところでなら、会わせても大したことはあるまいと思ったし、それに、あまりおせい様が熱心にいうので、二人で、まだお高がいるであろう方面へ、捜しに出たところだった。
 おせい様と磯五が、お高のうえに屈みこんでみるとお高は死んだよ
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