レ]之。種[#二]禾稻紵麻[#一]。蠶桑緝績。――其地無[#二]牛馬虎豹羊鵲[#一]。兵用[#二]矛楯木弓[#一]。――竹箭――或骨鏃。(同節)
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とあるは、大要漢書地理志の※[#「にんべん+瞻−目」、第3水準1−14−44]耳朱崖の記事を襲用せり。此等は魏人の想像を雜へて古書の記せる所に附會せるより推すに、親見聞より出でしにあらざること明らかなり。最後の參問云々も亦然りとす。
 次に零碎なる字句の異同を校訂して以て、此章を終ふべし。
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注に魏略を引きて正歳四時[#「時」に白丸傍点]とある時[#「時」に白丸傍点]を宋本には序[#「序」に白丸傍点]に作り。記[#「記」に白丸傍点][#二]春耕秋收[#一]とある記[#「記」に白丸傍点]を宋本には計[#「計」に白丸傍点]に作れり、從ふべし。重者滅[#「滅」に白丸傍点][#二]其門戸及親[#「親」に白丸傍点]族[#一]の滅[#「滅」に白丸傍点]を宋本は沒[#「沒」に白丸傍点]に親[#「親」に白丸傍点]を宗[#「宗」に白丸傍点]に作れり亦從ふべし。
其國本亦以[#二]男子[#一]爲[#レ]王。住七八十
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