支那歴史的思想の起源
内藤湖南
−−
【テキスト中に現れる記号について】
《》:ルビ
(例)家《うち》の中を搜しました所が、
|:ルビの付く文字列の始まりを特定する記号
(例)所謂|反矢《かへしや》
[#]:入力者注 主に外字の説明や、傍点の位置の指定
(数字は、JIS X 0213の面区点番号、または底本のページと行数)
(例)抑※[#二の字点、1−2−22]
[#…]:返り点
(例)税[#レ]畝
/\:二倍の踊り字(「く」を縦に長くしたような形の繰り返し記号)
(例)なか/\長くなりますから、
−−
近頃は私は田舍にばかり引つ込んで居りまして皆さんにお目に掛る機會が少いのでありますが、今度何か支那學會の大會でお話をしろといふことでございますので、段々老衰を致しまして、新しく何物かを調べてお話をするといふやうな大儀なことは叶ひませんから、何ぞ何も新しく調べんでもよいものが思ひ出せたらお引受けしませうと言つて居りました。その後、何かそんなものは無いかと思つて家《うち》の中を搜しました所が、今から十數年前、支那史學史を大學で講義して居つたことがありますので、その
次へ
全37ページ中1ページ目
小説の先頭へ
文字数選び直し
内藤 湖南 の一覧に戻る
作家の選択に戻る
◆作家・作品検索◆
トップページ
登録
ご利用方法
ログイン
携帯用掲示板レンタル
携帯キャッシング