作つておけば、中央で書籍を搜す時にすぐ出て來るので、ことさらに搜す必要がない。中央の本と地方の本と互に照らし合はすと、次第に本が正確になる。それで藏書を全國的に考へ、全國の行政區劃に從つて、皆各※[#二の字点、1−2−22]相當の役目を持つやうに藏書政策を考へ、これを治書の法と云つた。これはやはり劉向が本を調べる時にもあつたことで、中書があり外書があり、外書にも又色々な役所の本、個人の藏書があり、之を集めて向が校訂したが、今日でもかく各方面に藏書のあることは大切なことであるとしてゐる。
又治書の法として、索引を作ることを論じてゐる。即ちあらゆる書籍につき、その中から人名・地名・官職・書目、何でも一切名目で調べることの出來るものを擇んで、佩文韻府のやうに韻によつて編し、本韻の下に原書の出處・卷數を書き、一度出てゐることでも二度出てゐることでも數千百囘出てゐることでも皆書いて索引(群書の總類)を作る。これを作ると、書籍を校讐する時に、疑はしいもののある時、韻によつて探す。これによれば博學の人が一生かかることも、中等の能力の人で居ながらに出來る。索引は最良の校讐法であると云つてゐる。
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