]・咸其輔頬舌、困卦の困于株木・困于酒食・困于石・困于金車・困于赤※[#「拔」の「手へん」が「糸へん」、よみは「ふつ」、第3水準1−89−94、43−11]・困于葛※[#「くさかんむり」の下に「壘」から「土」を取る、よみは「るい」、第4水準2−87−9、43−11]于※[#「自」の下に「木」つくりに「危」、よみは「げつ」、43−11]※[#「兀+危」、よみは「ごつ」、43−11]、艮卦の艮其背・艮其趾・艮其腓・艮其限・艮其身・艮其輔、漸卦の鴻漸于干・鴻漸于盤・鴻漸于陸・鴻漸于木・鴻漸于陵、渙卦の渙奔其机・渙其躬・渙其群・渙汗其大號・渙其血などの如く卦名をもつものが各々三字以上の語で組立てられてゐるものもある。猶これらは困卦、艮卦を除く以外は亦皆五種づゝを含んでゐるのであるが、此例を推すと四種宛を含むものに同人・謙・豫・頤・遯・節などの卦があり、三種宛を含むものに履・蠱・觀・[#ここから割り注]これは見方によつては五種ともなる[#割り注終わり]賁・剥・蹇・歸妹・豐などの卦がある。それで以上のことから起る疑問は凡て六爻から成立つ各卦に於て卦名を含んだ所の爻辭の中に云はゞ爻名とも稱すべきもの
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