共がまた押しかけて来ない先――押しかけて来る勇気もあるまいが、来たところでなにほどのことはないが、道中筋の通行人と、役人たちが来合わせると事が面倒になり易《やす》い、よって諸君はあの屍骸を街道から取片づけて、即刻この場を退散し給え、そうして、なにくわぬ面《かお》をしておいでなさるがよい、あとのところは拙者が一切を引受けます……といって拙者も、彼等とつりかえに腹を切って申しわけをするほどの安売りはしないから御安心なさい、責めは一切拙者が引受けてこの場を立退きます。といえば諸君は、拙者の罪をかぶることを気の毒に思召《おぼしめ》さるるならんも、御承知の通りの拙者は、以前に人を斬って咎《とが》めを受けたことがある、それ故に、どちらにしても拙者はこの岡崎を立退かねばならぬようになっている、だから、君たちの罪を引受けるということが一挙両得になるのです――さあ、それがおわかりなら、諸君、急ぎお引取り下さい、今日のことに限っては、深いおとがめはあるまいと思われる、諸君も、なにくわぬ面《かお》をしておいでになるがよろしい。さらば御用意」
と、かいがいしく少年が立ち上りましたから、一同その意を諒したのか、
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