もう少しつづきを教えてあげよう」
茂太郎は、やや倦怠を覚えたらしいが、それでも、いやだとは言わなかった。
「さあ――天の歌のつづき、はじまり」
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(駒)ソコデ海王星
(茂)ソコデ海王星
(駒)一名ヲ「ヴェニニ」ノ遊星トイウ
(茂)一名ヲ「ヴェニニ」ノ遊星トイウ
(駒)ソノ大キサハ
(茂)ソノ大キサハ
(駒)地球ノ百十一倍
(茂)地球ノ百十一倍
(駒)太陽トノ距離ガ十一億里
(茂)太陽トノ距離ガ十一億里
(駒)太陽ノ周囲ヲマワルノニ
(茂)太陽ノ周囲ヲマワルノニ
(駒)百六十四年カカル
(茂)百六十四年カカル
(駒)ソレデ終リ
(茂)ソレデ終リ
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駒井は、その時、肉眼を望遠鏡から離して、今宵の観察を終るの用意にかかります。解放された茂太郎は、駒井について、この台を下りると、提灯《ちょうちん》に火を入れて先に立ち、やがて大声をあげて、こんな歌をうたいました。
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ありもしない海竜に
お杉のあまっ子おどろいた
マドロスはウスノロ
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ここで、また科学が、即興と、野調に逆転しようとする。
「茂君、だま
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