Cデオロギー乃至文化は従って、いつも或る関係に於て技術的基礎に基いているわけである。而も文化乃至イデオロギーが技術的な基礎に基いているということは、文化乃至イデオロギーの内容機構が技術的なものによって一定の特色を与えられているということである。処で今この技術的基礎と自然科学との元来の密接な連関を思い起こせば、文化乃至イデオロギーの一般を自然科学的内容が如何に特色づけ得るかということが判る。自然科学自身が一つの文化乃至イデオロギーなのだから、従ってこの関係は、自然科学とその他の文化、イデオロギー一般との内面的交渉に他ならぬ。
今日の文化乃至イデオロギーは大体に於て二群に分けられる。第一のものは技術乃至自然科学との連帯関係に忠実な文化(イデオロギー)乃至文化概念(イデオロギー概念)であり、第二のものは技術乃至自然科学との連帯関係を積極的意識的に又は無意識的に破棄したり自らそう称したりする処の夫である。後者は反技術主義・反合理主義・神秘主義其他の形の下に、今日のブルジョア・ファッショ・哲学の観念論の多くのものを含めている。之に反して前者は大体に於て、意識的無意識的に、唯物論の側にぞくしてい
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