ネらない。即ち知的直観(I)に於て感性的直観(S)と思惟(D)とが結び付くのである、と同時にSとDとの結合の結果がIに外ならないのである。[#ここから横組み]S+D=I[#ここで横組み終わり]でなければならない。併し茲に注意しなければならないことはS+DがIに基くと云ってもSそのものがIに基くということにはならない(同様にDそのものがIに基くということにもならない)。唯だ+D[#「+D」は縦中横]がIに基くのである。それ故SとIとの関係はSがIに基くのではなくしてIがSに基くのでなければならぬ。この意味に於てSはIに対して根源的であると云うことが出来る。[#ここから横組み]S+D=I[#ここで横組み終わり]ではあるが[#ここから横組み]I−D=S[#ここで横組み終わり]と記すことは出来ない。これが知的直観と感性的直観との間の一般的な関係である。処が前に述べた処によって空間直観は一種の感性的直観(Sr[#「r」は下付き小文字][#「Sr[#「r」は下付き小文字]」は縦中横])であり幾何学的直観は一種の知的直観(Ig[#「g」は下付き小文字][#「Ig[#「g」は下付き小文字]」は縦中横]
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