ネ部分だけが精神的な部分を決定・規定すると見るのは片手落ちだ、同時に、精神的なものも亦物質的なものを決定・規定するのが事実ではないか、そうすれば、社会のこの二つの部分の決定・規定の関係は、交互関係[#「交互関係」に傍点](Wechselwirkung)又は、相関関係[#「相関関係」に傍点](Korrelation)でなければならぬ、と。成程それは事実[#「事実」に傍点]である、歴史的社会の現象[#「現象」に傍点]はその通りだ。だが社会科学の問題は、こういう現象を如何に統一的に分析するかである、即ちこの現象[#「現象」に傍点]を如何にその本質[#「本質」に傍点]から説明[#「説明」に傍点]するかにある。で、そういう本質を見出すために吾々は、諸現象を区画している処の現象形態[#「形態」に傍点]を見付けねばならぬ。即ち諸現象を形態的に[#「形態的に」に傍点]規定・決定している処の本質を見出さなければならない。処でこうやって見出された限りの本質が、他でもない社会の物質的な下部構造――生産諸関係――だと言うのである。歴史的社会の存在を部分的[#「部分的」に傍点]に取り上げて好いならば、どこでも物
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