材料を単に瑣末に至るまで習得し収集するだけではなく、更にその色々の発展形態を分析し、そして更にこの諸形態間の内部に横たわる連絡を嗅ぎ出すこと、でなければならない。と云うのは、科学の研究方法は法則[#「法則」に傍点]・公式[#「公式」に傍点]・原則[#「原則」に傍点]の導来となって現われなければならなかったということだ(前の法則の個処を見よ)。――研究手段の上に、研究様式が君臨する所以である。
 さて科学の研究様式[#「研究様式」に傍点]の分析はこうだとして、以上述べた操作と研究様式との結果を、一定の科学的な形態の下に叙述するのが叙述様式[#「叙述様式」に傍点]・叙述方法[#「叙述方法」に傍点]である。これについて云うべきことが沢山あるが、今は省略せざるを得ない。

 最後に注目すべきは(マルクスの方法がそうだったように)、その研究様式も叙述様式も、常に弁証法的論理[#「弁証法的論理」に傍点]によって貫かれる必要があることだ。一切の科学の方法の最後の意味は、論理[#「論理」に傍点]にあった筈だが、論理は弁証法的であることによって初めてその生きた具体性と活動性とを有つことが出来るからである
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