、やがて社会に於ける産業[#「産業」に傍点]・政治活動[#「政治活動」に傍点]にまで発展する要素だったからだ。――かくて、社会科学的方法に於ても亦、或る意味に於ける実験的操作が行なわれると見得るのでなくてはならぬ。
だが、自然科学に於ける実験的操作も、社会科学に於ける夫も、決してそのまま夫々の科学の実験的方法[#「方法」に傍点]となるのではない。之等の手段は夫々の科学の統一的な研究様式によって定着されて初めて、この夫々の研究様式の一内容となり得るに過ぎない。
科学に於ける研究手段が、自然科学と社会科学に於て如何に共通[#「共通」に傍点]であり、又如何にその上での差別[#「差別」に傍点]を含んでいるかを、吾々は見た。そして之は実は、夫々の科学の研究様式[#「研究様式」に傍点]の共通性とその上での差別とに基く他はあり得ない。如何なる研究手段を如何なる組み合わせで採用するかは、全く科学の研究様式の欲する処なのだから。最も積極的な研究手段であった統計的操作と実験的操作とは、科学の研究資料・認識材料の収集の機能につきている。処がマルクスの『資本論』によれば(前出の個所)、科学の研究様式は、
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