闥iであり、そして又統計的操作と同じく観察[#「観察」に傍点]から始まる。だが観察が発達すれば観測[#「観測」に傍点]となり、やがて又測定[#「測定」に傍点]となり、そして最もプロパーな意味での所謂実験[#「実験」に傍点]となるのである。実験は、云うまでもなく自然科学的研究方法=研究様式の最も著しい必要欠くことの出来ない一内容となるものであるが、吾々はすでに、実験なるものが科学一般の科学性[#「科学性」に傍点]を保証する機能あるものであることを述べた。蓋し一切の科学的認識は経験から始まるのであったが、経験(それが観察・観測・測定などへ発展するのである)一般がすでに実験という根本性質を持っているのであった。なぜなら経験は元来能動的な人間態度を意味したのであって、それによって人間は自己と環境とを確かめながら、過去の経験の蓄積を利用しつつ将来に向って生活を開拓して行くのだった。そういう風に経験を検証[#「検証」に傍点]し蓄積[#「蓄積」に傍点]し予見[#「予見」に傍点]して行くことこそ、実験の一般的な性質だったのである。
従って一切の科学も亦実験的な本質を持っている。だがそのことはすぐ様、
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