_]であり、リッケルトによると異質的[#「異質的」に傍点]で区画のない連続[#「連続」に傍点]である。そこで例えば認識のために与えられたこの材料からその異質性と連続性とを取り去って、等質的な断続的なものを拵え上げて見ると、それは一二三……というような数の世界(一種の数学の対象)となるだろう。今は併しそれはどうでもいいので、必要なのは、そういう風にしてこの海のものとも山のものともつかぬ与えられた認識材料を、適当に[#「適当に」に傍点](どういうことに対して適当にであるかは別にする)加工[#「加工」に傍点]して、この内容に一定の形式・形態を与えた上でなければ、夫が一定の認識の対象にはならない、という点である。この形式・形態の与え方、即ち素材加工の手続きが、やがて科学の方法[#「方法」に傍点]というものだというのである。かくて一定の方法が一定の対象を産むのであった。
この方法には併しながら、今の場合ただ二つの場合しかあり得ない。例の素材に固有な異質性と連続性との内、前者を捨て去るのが「自然科学」的[#「的」に傍点]方法であり、之に反して後者を捨て去るのが「文化科学」的[#「的」に傍点]方法
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