ト真理性[#「真理性」に傍点]を有つことが出来る。科学的批評は党[#「党」に傍点]派的であるが故に、却って初めてイデオロギーを真理にまで促進する役割を果すことが出来る。
イデオロギー論の一般的な課題は、プロレタリア階級闘争のための理論機関として役立つことであった、ここでは諸イデオロギーはこの目的意識の下に、科学的批評の対象として取り上げられねばならぬ。それがイデオロギー論の内容となるのである。
イデオロギー論のこの一般的な課題は、すでに今日まで、文学理論[#「文学理論」に傍点]や宗教批判[#「宗教批判」に傍点]やの形の下に、特殊化せられた。だが科学論[#「科学論」に傍点]も亦そうしたイデオロギー論の課題の特殊な場合として取り上げ直されねばならぬ――夫はすぐ後に見るだろう(第三章)。イデオロギー論はかくて要するに科学的な文化批判[#「文化批判」に傍点]をその課題とする。そこで文化社会学[#「文化社会学」に傍点]やその一部分としての知識社会学[#「知識社会学」に傍点]或いは社会心理学[#「社会心理学」に傍点]を、之と比較し、之等を批判することによってイデオロギー論自身を具体化せねばな
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