Vェーラーなどには欠けている一つの原理であった。
恰も前に、知識の歴史的[#「歴史的」に傍点]規定が限定されて行けば行く程、同時に知識の論理的[#「論理的」に傍点]規定が愈々限定されて行く、と云ったことに相応して、今、知識の実践的[#「実践的」に傍点]規定が同時に知識の論理的[#「論理的」に傍点]規定を意味するだろうことは、そうありそうなことである。実際、その関係は彼に於て、次のような形で現われる。
[#ここから2字下げ]
(A)を人間の内部的な心理状態[#「心理状態」に傍点]とする、之は歴史の一切の変化を通じて不変な人間固有の常数である。之は云うまでもなく論理的ではない処の、非論理的な残留物[#「非論理的な残留物」に傍点]である。
(B)は(A)に基く処の、外部的な行動の過程[#「行動の過程」に傍点]であるとする。
(C)をそして、かかる(B)の、言葉=論理による是認[#「是認」に傍点]・理由づけ[#「理由づけ」に傍点]・権利づけ[#「権利づけ」に傍点]であるとしよう。
[#ここで字下げ終わり]
そうすれば、前の所謂、非論理的行動[#「非論理的行動」に傍点]は必ずA→B→C(又は
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