l格」に傍点]の感情[#「感情」に傍点]の所産であった。そこでは生命感[#「生命感」に傍点]が、愛[#「愛」に傍点]が支配する。だからもはやそこには、論理的な・因果的・直線的・積堆的な・進歩も進化もない。文化は夫々の時代の一定の定位[#「定位」に傍点]の範囲を限って、その範囲内で作用を有つことが出来るだけである。文明が時代と共に進歩しても、文化は――哲学体系・宗教・芸術等を考えよ――別に進歩するものではない、ただ夫が異った時代の定位に移って、異った作用を有つようになるという迄である。この意味に於て文化は一遍々々完了[#「完了」に傍点]するものであり、一回的[#「一回的」に傍点]なものである。文化には没落や静止、劇変や改革や復興があるだろう。併し夫には何等の方向[#「方向」に傍点]も目的[#「目的」に傍点]もない。だから文化は、本来[#「本来」に傍点]発見と呼ばれるような働きをする筈がない(発見 Entdecken とは既にあるものを単に顕わにすることに外ならない)。文化は常に創造でなければならぬ、文化は発出[#「発出」に傍点]・エマネーションである。で、こういう謂わば自由な詩的象徴の世
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