オて3字下げ]
* Ideen, S. 48.
[#ここで字下げ終わり]
 かくて狭義に於ける精神・文化・歴史は、「社会過程」の床の内に横たえられる。否、社会過程そのものがすでに、人間の自己発動的な自然的衝動力や意欲の力を、社会的な一般形式にまで齎すものに外ならないから、それだけですでに――生物学的なものに対しては――歴史的だとも考えられねばならない。即ち又それ自身すでに――広義に於て――精神的・文化的でなければならないのである。で、一切の歴史内容が凡て、この社会過程[#「社会過程」に傍点]の床の内に横たわると考えられるのは、至極尤もである。――処でそれにも拘らず、この全歴史的過程の内から更に又特に精神的・心的・である処の過程だけを、抽出することが出来るだろう。そこで彼は云っている、吾々の心からは「完全に異った二つの世界」が造り出される、第一は知識的な直観や概念や思考から生じる処の客観的・普遍的・非人格的な世界であり、第二は感情[#「感情」に傍点]を地盤として生じる処の個性的・具体的・人格的な世界である。前者は単なる知能に対応し、之に反して後者は生活全体の歴史的運命を反映する*。ヴェー
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