ェ選ばれた(前を見よ)。
[#ここで字下げ終わり]
立場を経るか経ないかによって、問題の資格に二つを区別することが出来た。立場を経ない問題、それは突発的問題である。立場を経た問題、それが既成的問題であった。そして前者が問題として、後者を優越する。
立場と問題との関係を更に細かく分析するために、問題が立場を経るか経ないかに依る今の区別を、も一つの他の側から見よう。或る意味の批評[#「批評」に傍点]を人々は、内在的[#「内在的」に傍点]と超越的[#「超越的」に傍点]とに分けるかと思われる。今内在的批評によって発生する問題は常に既成的問題であり、之に反して超越的批評に於て発生する問題は常に突発的であることを、見よう。元来内在と超越との概念上の区別は、或る一定の領野を思い浮べることを条件とする外はない。というのは、或る一定の領野があって、この領野の範囲を脱しない条件の下に活動することが所謂内在的であることなのであり、之を脱して活動することが所謂超越的の謂だからである。処がこの領野はとりも直さず立場に外ならない。事実人々は内在的批評によって理論の整合――それが立場を意味した――を求めることを
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