m#「真の」に傍点]姿を示す代りに、自己を失い、世俗的環境に渡されて見える。もはやその時、之は政治的事物決定の原理であってはならないと考えられる。何故なら平均性は、それが一つの原理となる時――例えばハイデッガーの 〔Allta:glichkeit〕となる時*――、ただ低劣性を云い表わす原理でしかあり得ないから。それにも拘らず、この平均性に何等か優越なる・積極的なるものが連想されるならば、それは実は前の圧倒性に外ならない、平均性に於て残るものは今はただ凡庸さ[#「凡庸さ」に傍点]だけである。
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* 〔Allta:glichkeit〕 日常性[#「日常性」に傍点]の概念を、吾々はハイデッガーの個人主義的観点から救い出さねばならないであろう。日常性は一つの歴史的[#「歴史的」に傍点]――政治的[#「政治的」に傍点]――原理[#「原理」に傍点]にまで把握し直されねばならぬ(「日常[#「日常」に傍点]闘争」などの概念を見よ)。
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 多衆は一方に於て圧倒性の、他方に於て平均性の・性格を有つ。多衆は一方に於て強力[#「強力」に傍点]で
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