ての資格がまず批判されるべきである。但し夫は高々年齢・名声・地位等々の世俗的標準又は時の前後というような年代記的標準によってではない。形態的[#「形態的」に傍点]に之を求めれば、標準は歴史的台頭性と歴史的没落性とが切り合う処に横たわる。
[#ここで字下げ終わり]
場合を更にもう一歩具体的にしよう。台頭的契機と没落的契機とが相会する危機とは、常に歴史的現段階の代表的な場合に相当する。何となれば、現段階の時間的延長や、時間的位置は、単に時間の数量的区画に基くのではなくして、この時間を歴史的時間として経過する歴史的運動[#「運動」に傍点]を単位として時代区分を与えられるのであるが、この歴史的運動がとりも直さずこの二つの契機の関係を以て性格づけられるのであったから。そして歴史的現段階は、充分に広い意味に於て政治的性格を持った――前を見よ。さて今この政治性が、没落的契機に於て、事実を歪曲するという意味での所謂政策[#「政策」に傍点]――低劣なる意味での政策――として現われないわけには行かないことを注意すべきである。歴史的運動の状態は、客観的事実は、恰も没落的契機に於てあるものの没落を告げてい
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