」性[#「遊離性」に傍点]が、理論内容に於ける論理的真理性[#「論理的真理性」に傍点](従って乃至)虚偽性[#「虚偽性」に傍点]として、反映し得るか否か。するならばどう反映するか。――吾々が解くべき課題は之である。
この課題を解くために、予め真理[#「真理」に傍点]概念を正当に洗練してかかる必要がある。真理の概念は第一に一種の全体[#「全体」に傍点]の概念として理解され得るであろう。事物の一面的・半面的理解は少くとも真理であることが出来ず[#「出来ず」は底本では「出来す」]、ただ全面的理解だけが真理を有つと考えられる。それ故例えばヘーゲルに於ては真理は終局的な総合と統一とを云い表わす言葉であった。併し吾々が今問う処は――何処でも何に就いてもそうであるが――、単に真理[#「真理」に傍点]とは何かではなくして、云わば何が[#「何が」に傍点]真理か、である。如何なる規定に於て把握されたものが真理の内容となるか、如何にして把捉・獲得される限り真理が真理となるか、である。問われるものは真理の現実的[#「現実的」に傍点]規定であって、その観念的[#「観念的」に傍点]規定ではない。真理が全体性で
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