「て、問題はこのようなものとして、立場の概念を優越すると云うのである。問題は性格的であればこそ――歴史的使命を持てばこそ――、それ自身問題であることによって一列の他の諸問題を展開することが出来る――前を見よ。問題[#「問題」に傍点]を突きつめるということは、理論の内容を展開し豊富にすることを意味する。試みに立場[#「立場」に傍点]――論理的整合――を突きつめて人々は何を得るか。それは常に理論の稀薄化と性格の疎外との外ではない。
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* 現代の問題を吾々は決して広い意味に於ける時事問題に限らない。そうではなくして一切の問題が現代の問題という資格を持っているというのである。現代の問題としてのこの資格を明白には自覚せず又そうする必要のないような問題――没性格的な問題――は、多かれ少なかれ、かかる資格からの抽象[#「抽象」に傍点]として理解される。もしそうでなければ例えば数学の体系と数学の歴史とを区別する標準はどこにもないであろう。
[#ここで字下げ終わり]
 或る一つの理論[#「理論」に傍点]を批判[#「批判」に傍点]し得んがためには、徒に夫が基く立場
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