m#「立場」に傍点]の成立不成立を論ずることに人々は満足すべきではない。之に満足し得るような人々によって否定され得る程それ程他愛なき立場に基く理論は、思うにおのずから歴史社会的に淘汰されて消滅して了っているであろう。それであるから人々は、理論が何を問題[#「問題」に傍点]とするかを第一に見極めることが最も必要なのである。理論の動機をなす処の問題を理解しない限り、その理論は理解されたのではない。さて第二にその理論が持っているこの問題が果して性格的[#「性格的」に傍点]であるか否かを人々は決定し得なければならない。之を決定し得ず又は決定することを知らないならば、この理論の歴史的(社会的)意味を理解することは原理的に不可能であるであろう。この二重の手続きを経て何等かの理論[#「理論」に傍点]は初めて批判[#「批判」に傍点]されたことになるのである。もしそうでなければ所謂批判とは単に論理の帳尻を合せることか、それでなければ一つの科学的漫談でしかない。
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論理の政治的性格
――主に問題[#「問題」に傍点]との関係に限る――
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