ノなってしまい、いつも裏の庭で、彼女を箱車のタキシへ載せて自分が運転手になって遊んでいた。それをおかみさんが台所の窓から眼をほそくして半日でも見ていたりした。私もよくレムに掴《つか》まって、馬になってそこらを走りまわらなければならなかった。じっさい遊び相手がないので、いつでも一日いっぱい私たちとふざ[#「ふざ」に傍点]けていたい様子だったが、ときによると、そのあんまり強情なのが子供らしくなくて、憎らしくなることがあった。何よりも狂的に乱暴なので、私より先に、親友のはずの彼女がすっかり辟易《へきえき》してしまっていた。私も正直のところ、うるさくて閉口していた矢さきだから、そこで私たちは、いろいろ相談して、最近ではそれとなくレムを避けるようにしていた。すると、七つのレムがはなはだ七つの子供らしくないというものは、かれがこの私たちの採用した敬遠主義をすぐに感づいて、この二、三日、ことにあきらかに敵意を示し出した一事である。食事のときも、廊下や庭で会っても、レムは彼女と私を見かけ次第、顔をくしゃくしゃ[#「くしゃくしゃ」に傍点]にして、シ洋の赤んべいをすることにきめていた。それも、ほかに人がい
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