しております。今は日本橋《にほんばし》浜町《はまちょう》の娘の所で、達者で安楽にしている)。その中へ、自ら進んで来てくれて、夫のため、舅《しゅうと》のために一生を尽くした事は、私どもに取っても感謝に余ることである。
祖父富五郎はちょうど私が十二歳で師匠の家に弟子《でし》入りした年、文久三年七十二歳の高齢で歿《ぼっ》しました。
また私の父兼松は明治三十二年八十二歳にて歿し、母は明治十七年七十歳にて亡くなりました。
底本:「幕末維新懐古談」岩波文庫、岩波書店
1995(平成7)年1月17日第1刷発行
1997(平成9)年5月15日第6刷発行
底本の親本:「光雲懐古談」万里閣書房
1929(昭和4)年1月刊
入力:山田芳美
校正:土屋隆
2006年1月15日作成
青空文庫作成ファイル:
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