て」人生を眺めなければなりません。自己の永遠の生命を信ずる者は、「不生不滅」です。そこには生死はありません。生死を達観して、人生永遠の生命[#「永遠の生命」は太字]に目覚《めざ》めることが、なんといってもいちばん大切です。肚《はら》ができたというのは、所詮この境地を指していったものです。いまや世界は共同の運命を自覚して一体となりつつあります。世界が真に一つの世界になりつつあるのです。松陰の出た明治維新当時と、今日の日本とは、その世界的地位において、たいへんなひらき[#「ひらき」に傍点]があります。しかし、わが日本民族が真に生くる根本的態度についてはなんら変りないと存じます。私どもは永遠の不朽の生命を深く信ずることによって、あくまでわれらに課せられた世界的使命たる、平和な文化国家の創造のために邁進《まいしん》したいと思うのであります。
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第五講 空に徹するもの
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是[#(ノ)]故[#(ニ)]空[#(ノ)]中[#(ニハ)]無[#(ク)][#レ]色[#(モ)]。
無[#(ク)][#二]受想行識[#(モ)][#一]。
無[
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