に》なのです。真言《しんごん》なのです。呪《じゅ》なのです。で、この般若の功徳を四通りに説明し、讃嘆したのが、ここにあるこの四種の呪です。さてまず第一に、「是れ大神呪なり」とは、神とは霊妙不可思議という意味ですから、これ大神呪なりということは、われら人間の浅薄な知識では、容易に測り知ることのできぬ、霊妙不可思議なる仏のことばだということです。次に「是れ大明呪なり」とは、明とは、光明の明ですから、この般若の真言こそ永遠に光り輝く、仏の神聖なることばだということです。次に「是れ無上呪なり」とは、この上もない最上の呪文《じゅもん》だということです。次に「是れ無等等呪なり」とは、とうてい何物にも比較することのできない、勝れた呪文だということです。
 要するに、この四種の「呪」は、般若波羅蜜多は、この世において[#「この世において」に傍点]、最も勝れたる[#「最も勝れたる」に傍点]、何物にも比較することのできない[#「何物にも比較することのできない」に傍点]、不可思議なる功徳をもつ所の真言であって[#「不可思議なる功徳をもつ所の真言であって」に傍点]、この中には一切の仏の説かれた教えが[#「この
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