言うのは一々それが当っていたからである。
 実際手相は過去のことばかりでなく、現在のこと、未来のこともよく分るらしい。私は本誌の連載小説「恋魔怪曲」の中に、ある予言者をして、手相に依る予言を行わしめたが、それは全くの空想ではなく、これらの事が材料となっているのである。
[#地付き](「講談倶楽部」昭和三年三月号)



底本:「探偵クラブ 人工心臓」国書刊行会
   1994(平成6)年9月20日初版第1刷発行
底本の親本:「講談倶楽部」
   1928(昭和3)年3月号
初出:「講談倶楽部」
   1928(昭和3)年3月号
入力:川山隆
校正:門田裕志
2007年8月21日作成
青空文庫作成ファイル:
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