宮仕えいたしますぞ。海をくぐり、山によじても食物をあさり求めあなたを養い守りますぞ。(俊寛を抱きしめる)
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     第二場

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俊寛の小屋。いそに漂着《ひょうちゃく》したる丸太や竹を梁《はり》や桁《けた》とし、芦《あし》を結《むす》んで屋根を葺《ふ》き、苫《とま》の破片、藻草《もぐさ》、松葉等を掛けてわずかに雨露《あめつゆ》を避《さ》けたるのみ。すべて乏《とぼ》しく荒れ果てている。俊寛、藻草を敷き破れたる苫をかけてねている。第一場より一か月後の夜、隙間《すきま》より月光差し入る。小屋の外はあらし吹く。
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俊寛 (突然苫をおしのけ、起き上がり、あたりを見回す)魔道《まどう》に落ちているのか。妻よ。今に、今に恨《うら》みを晴らしてやるぞ! ([#「! (」は底本では「!(」]われにかえりたるごとく)あゝ夢か。(急に自分の地位をはっきりと意識したるごとく)あゝわしはどうして死にきれないのだ。すでに三七日も飲食《おんじき》を断《た》っているのに! わしは干死《ひじ》にするこ
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