を合わされた。皆歌われるのだな。仏さまをほめるうただな……
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勝信、善鸞登場。
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唯円 善鸞様。早くおそばへ。もう御臨終でございますぞ。
善鸞 (我れを忘れてよろめくように親鸞のそばに寄る)父上様。(声|咽喉《のど》につまる)
親鸞 皆ひざまずいて三宝を礼拝《らいはい》していられる。金色の木《こ》の果《み》が枝をはなれて地に落ちた。皆それをあつめて十方の諸仏を供養なさるのじゃ……あ、花がふる。花がふる…………
唯円 (親鸞の耳に口をあてる)善鸞様がお越しなされました。
善鸞 (声を高くする)父上様。善鸞でございます。わかりましたか。わたしでございます。父上様。
親鸞 (目を開き善鸞の顔を見る)おゝ、善鸞か。(身を起こそうとしてむなしく手を動かす)
侍医 (制する)おしずかに。
善鸞 (涙をこぼす)会いとうございました……ゆるしてください。わたくしは…………
親鸞 ゆるされているのだよ。だあれも裁くものはない。
善鸞 わたくしは不孝者です。
親鸞 お前はふしあわせだった。
善鸞 わたしは悪い人間で
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