れ伏したのである。
 桔梗様が地上へ寝かされている。傍に松代が体を伏せている。二人を中心に大円を描き、松代の部下の六人が、地面へ体を食っ付けている。で姿が解らないのである。
 が、一ツ橋家の武士達は、どうやらそうはとらなかったらしい。射掛けた征矢を一斉に喰らい、斃れたものと解したらしい。
 で、腹背の二手の勢《ぜい》は、ドッと喊声を響かせたが、思慮浅くムラムラと、七福神組へ走り寄った。
 待ち設けていたことである、弁天松代は飛び上がった。
「いい潮合いだ。やっつけろ!」
「それ!」
 と声を掛け合わせ、猛然刎ね上った六人の部下、「馬鹿め!」「くたばれ!」「思い知れ!」
 喚きを上げて飛び込んだ。
 で、太刀音だ! 仆れる音! 悲鳴に続く呻き声!
 と、バラバラと人の影が、四方八方へ別れたが、切り立てられた一ツ橋勢が、逃げて走って行く影であった。
 気勢に乗った七福神組は、追い討ちに後を追っかけたが、心配したのは松代である。
「長追いするな! 引き上げろ! 集まれ集まれ、一所へ!」
 しかし足音や喊声や、太刀打ちの音に遮られ、松代の声は通らなかった。
 六人の部下達は、追っかけ追っかけ、
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