め…………………………  二   三   〇
主たるかせぎ人の就業の不規則のため………………  四   三   〇
主たるかせぎ人は毎日規則正しく
働いていながら賃銭の少なきため…………………… 四八  六〇  三〇
子供の数三人ならばさしつかえなきところを
三人以上いるがため…………………………………… 二一  二七  三五
 合計……………………………………………………一〇〇 一〇〇 一〇〇
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* Bowley, Livelihood and Poverty, p. 400.
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 前に引きし『生財弁』という書をひもとけば、「世間を見るに、貧乏も富貴も多くはおのが求めてするところにて、貧乏がすきか富貴がすきかといえば、だれ一人私は貧乏がすきじゃというて出るものはあるまいけれど、かせぐ事をきらいただ銭《ぜに》がつかいたいは貧乏を好むなり」など説いてあるが、著者もし今日に生きて、ローンツリー氏やボウレイ氏の著作を見るに及びたらば、おそらくその言を改むるに躊躇《ちゅうちょ》せざるべしと思う。私は去る
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