pを普及するにありという事を、年来の持論にしているが、実はその機械の応用には資金がいるのである。機械の応用の有益にして必要なることはだれも認めるけれどもこれを利用するだけの資本に乏しいのである。しかし以上述べきたりたるがごとく、皆が奢侈ぜいたくをやめれば、その入用な資本もすぐに出て来るのである。今日では資金の欠乏のために農事の改良も充分に行なわれぬというけれども、すでに資本が豊富になれば、その農事の改良なども着々行なわれることになるであろう。そうすれば米もたくさんできるであろう。米もたくさんできればおのずから米価も下落するが、しかしそれと同時に他の生活必要品もすべて下落するのであるから、米を買うている人々が仕合わすと同時に、米を売る農家の方もさらにさしつかえないわけである。米価の調節などといって、しいて米の値を釣り上げるために無理なくふうをする必要もなくなるのである。
今日ドイツが八方に敵を受けて年を経て容易に屈せざるは何がためであるか。開戦当時においては、ドイツは半年もたたぬうちに飢えてしまうだろうと思われた。しかも今に至ってなお容易に屈せざるは、すでに述べたるがごとく、驚くべき組
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