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閉門何所樂  門を閉ぢて何の楽む所ぞ、
聊倣古賢蹤  聊か古賢の蹤に倣ふ。
青帙悲遺響  青帙遺響を悲み、
紅爐愛暮鐘  紅炉暮鐘を愛す。
家貧飯味甘  家貧にして飯味甘く、
客少友情濃  客|少《まれ》にして友情濃し。
這裡君知不  這裡君知るやいなや、
久忘萬戸封  久しく忘る万戸の封。
[#地から1字上げ]二月十一日

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二月二十日訪洛北遂志軒、清談半日、至
黄昏辭去、連日微雪未已、歸途口占
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閑客間尋遂志軒  閑客間に尋ぬ遂志軒、
黄塵不到似孤村  黄塵到らず孤村に似たり。
煮茗圍爐微雪夕  茗を煮、炉を囲む、微雪の夕《ゆふべ》、
白頭相對脱乾坤  白頭相対して乾坤を忘[#「忘」に「〔ママ〕」の注記]る。
[#地から1字上げ]二月二十三日定

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京洛寒徹骨の詩を見たまひて、須磨伯父上わざわざ真綿入りの股引きを郵送され、今また遠くより木炭を持たせて使を寄越されたれば、痛み入りつつ、礼状のはしに書きつけし一首
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揀得幽居寄老身  幽居を揀び得て老身を寄す、
門前掃
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