、身に絡《から》まる斷念の思ひは圭一郎の生涯を通じて吹き荒むことであらうとのみ想はれた。
 ……………………
[#地から1字上げ](昭和三年)



底本:「日本文學全集 34 梶井基次郎 嘉村礒多 中島敦集」新潮社
   1962(昭和37)年4月20日発行
※底本は、物を数える際や地名などに用いる「ヶ」(区点番号5−86)を、大振りにつくっています。
入力:伊藤時也
校正:小林繁雄
2001年3月9日公開
2005年12月3日修正
青空文庫作成ファイル:
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