所《ありか》を探して歩いた。そしてとうとうある日、私たちの家から持って行った夜具を乾してある家を目あてに二人を見出すには見出したが、私たちはまた、例の下駄の鞭に見舞われただけで、何一つそこからは救いを得なかった。



底本:「日本の名随筆99 哀」作品社
   1991(平成3)年1月25日第1刷発行
   1992(平成4)年5月25日第4刷発行
底本の親本:「何が私をこうさせたか」筑摩書房
   1984(昭和59)年2月
入力:渡邉 つよし
校正:門田 裕志
2001年9月19日公開
2005年12月8日修正
青空文庫作成ファイル:
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