海潮音
上田敏訳詩集
上田敏訳
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【テキスト中に現れる記号について】
《》:ルビ
(例)伊太利亜《イタリア》
|:ルビの付く文字列の始まりを特定する記号
(例)彫心|鏤骨《るこつ》
[#]:入力者注 主に外字の説明や、傍点の位置の指定
(数字は、JIS X 0213の面区点番号、または底本のページと行数)
(例)※[#「厭/(餮−殄)」、第4水準2−92−73]
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[#ページの左右中央]
遙に満洲なる森鴎外氏に此の書を献ず
[#改ページ]
[#ページの左右中央]
大寺の香の煙はほそくとも、空にのぼりて
あまぐもとなる、あまぐもとなる。
獅子舞歌
[#改丁]
海潮音 序
巻中収むる処の詩五十七章、詩家二十九人、伊太利亜《イタリア》に三人、英吉利《イギリス》に四人、独逸《ドイツ》に七人、プロヴァンスに一人、而《しか》して仏蘭西《フランス》には十四人の多きに達し、曩《さき》の高踏派と今の象徴派とに属する者その大部を占む。
高踏派の壮麗体を訳すに当りて、多く所謂《いはゆる》七五調を基としたる詩形を用ゐ、象徴派の幽婉《ゆうえん
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