なは》ちこれ幻想に非《あ》らずや。這般《しやはん》幽玄の運用を象徴と名づく。一の心状を示さむが為、徐《おもむろ》に物象を喚起し、或はこれと逆《さかし》まに、一の物象を採りて、闡明《せんめい》数番の後、これより一の心状を脱離せしむる事これなり。
[#地から1字上げ]ステファンヌ・マラルメ
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   白楊《はくよう》      テオドル・オオバネル

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落日の光にもゆる
白楊《はくよう》の聳《そび》やぐ並木、
谷隈《たにくま》になにか見る、
風そよぐ梢より。
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   故国      テオドル・オオバネル

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小鳥でさへも巣は恋し、
まして青空、わが国よ、
うまれの里の波羅葦増雲《パライソウ》。
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   海のあなたの   テオドル・オオバネル

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海のあなたの遙けき国へ
いつも夢路の波枕、
波の枕のなくなくぞ、
こがれ憧れわたるかな、
海のあなたの遙けき国へ。
[#ここで字下げ終わり]

オオバネルは、ミストラル、ルウマニユ等と相
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