それは私にはわからない。おそらくだれにもわからないであろう。
しかし、私にもおおよその見当はついている。おそらくだれしもおおよその見当はついているであろう。
その人こそ、その人の名こそ、日本映画史にふたたび拭うべからざる汚点を残したものとして、日本に映画のあるかぎり、日本に映画人のあるかぎり、永く呪わるべきであろう。[#地から2字上げ](『改造』一九三六年八月号)
底本:「現代日本思想大系 14 芸術の思想」筑摩書房
1964(昭和39)年8月15日発行
初出:「改造」
1936(昭和11)年8月号
入力:土屋隆
校正:染川隆俊
2008年4月15日作成
青空文庫作成ファイル:
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