る我が国防
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一 天皇を中心と仰ぐ東亜連盟の基礎として、まず日満支協同の完成を現時の国策とす。
二 国防とは国策の防衛なり。即ち、わが現在の国防は持久戦争を予期して次の力を要求す。
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※[#ローマ数字1、1−13−21] ソ国の陸上武力と米国の海上武力に対し東亜を守り得る武力。
※[#ローマ数字2、1−13−22] 目下の協同体たる日満両国を範囲とし自給自足をなし得る経済力。
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三 満州国の東亜連盟防衛上に於ける責務真に重大なり。特にソ国の侵攻に対しては、在大陸の日本軍とともに断固これを撃破し得る自信なかるべからず。
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[#底本121頁に「付表第二 近世戦争進化景況一覧表」入る]
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第二篇 戦争史大観の序説(別名・戦争史大観の由来記)
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昭和十五年十二月三十一日於京都脱稿
昭和十六年六月号「東亜連盟」に掲載
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私が、やや軍事学の理解がつき始めてから、殊に陸大入
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